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ニキビ・ニキビ跡について
ニキビとは
ニキビは、皮脂の過剰分泌や毛穴の詰まり、アクネ菌の増殖によって引き起こされる皮膚の炎症です。ホルモン分泌が盛んになる思春期に多く見られますが、大人になってから発生するケースもあります。炎症が強いと、ニキビ跡として残ることがあります。
ニキビの種類
ニキビは、発生する原因や症状によっていくつかのタイプに分類されます。
- 微小面ぽう(マイクロコメド)・・・目に見えない段階の小さな毛穴のつまりで、内部に皮脂や角質がたまり始めている状態です。
- 白ニキビ(閉塞型コメド)・・・角栓により毛穴が閉塞し、皮脂や角質が内部に溜まって白く盛り上がるタイプです。
- 黒ニキビ(開放型コメド)・・・毛穴が開き、酸化した皮脂が黒く見えるタイプです。
- 赤ニキビ(炎症性ニキビ)・・・毛穴の中のアクネ菌が繁殖し、炎症を起こして赤く腫れるタイプです。
- 黄ニキビ(膿疱型ニキビ)・・・炎症が強くなり、頂上部分に黄色い膿を含んだニキビです。
- 結節性・嚢胞性ニキビ・・・皮膚の深部に炎症が起こり、硬く痛みを伴う大きなニキビです。
ニキビ跡の種類
- 赤み・・・炎症が起こった部分に赤みや色素沈着が生じます。
- 凹み・・・重度の炎症により皮膚の組織が損傷し、クレーターのような凹みが残ります。
- 凸状の跡・・・皮膚の修復過程でコラーゲンが過剰に生成され、盛り上がった跡となります。
保険適用のニキビ治療
ニキビ・ニキビ跡の治療として、外用薬や内服薬の処方、必要に応じて炎症の管理などを行います。患者様の症状やお肌の状態に合わせて、最適な治療方法をご提案します。
外用薬
■ベピオ・デュアック(過酸化ベンゾイル製剤)
アクネ菌の殺菌作用と毛穴のつまりの改善作用を併せ持った外用剤です。微少面ぽうや白ニキビ・黒ニキビ、赤ニキビに効果が期待できます。
■ディフェリン(アダパレン製剤)
毛穴のつまりの改善作用があります。微少面ぽうや白ニキビ・黒ニキビに効果が期待できます。
■エピデュオ(過酸化ベンゾイル+アダパレン配合剤)
過酸化ベンゾイルとアダパレンの両方を配合した塗り薬で、効き目が強く特に重症のニキビに効果が期待できます。
■抗生物質(外用薬)
アクネ菌の増殖を抑え、赤ニキビに効果が期待できます。
内服薬
■抗生物質(内服薬)
アクネ菌の増殖を抑え、赤ニキビに効果が期待できます。
■漢方薬
体質改善により赤ニキビの炎症を抑えたり、新しく出るニキビを抑制します。
自費診療のニキビ治療
住吉区長居の潤皮ふ科では、保険適用の治療に加えて、自費診療としてケミカルピーリング、ノーリス(IPL)、ダーマペンを用いた施術も行っています。患者様の症状に合わせた最適な治療を提案させていただきます。
ケミカルピーリング
医療機関でしか取扱いの出来ない精製度の高い酸の力で優しく角質をはがし、毛穴のつまりを改善します。ニキビや軽度のニキビ跡に効果が期待できます。
ノーリス(IPL)
ノーリスは次世代型の光治療マシン(IPL)であり、特に肌の赤色に対して高い効果を有しています。ニキビやニキビ跡の皮膚の赤みに反応し、肌質改善も同時に行える最新鋭の医療機器になりますので、ぜひ一度ご検討下さい。
ダーマペン
ダーマペンは微細な針を用いて皮膚に小さな穴を開け、自然な肌の修復機能を促進させる方法です。ニキビ跡の凹みや色素沈着の改善に効果的で、肌の質感や色調の均一化といった効果も期待できます。
酒さ(赤ら顔)について
酒さ(赤ら顔)とは
酒さは、顔面に赤みが現れる皮膚の状態を指します。この症状は、血管の拡張によって引き起こされ、特に眉間や鼻、頬に顕著に現れます。一般的に「赤ら顔」とも呼ばれ、精神的な緊張や体温上昇、紫外線や刺激性の食物によって悪化することがあります。
症状の特徴
持続的な赤み
顔の中心部、特に眉間や鼻、頬に持続する赤みが生じます。
ほてりと不快感
赤みのある部分に、ほてりやヒリヒリ感を伴うことがあります。
毛細血管の拡張
皮膚の表面に細かい血管が拡張し、見えるようになることがあります。
酒さ(赤ら顔)の診断
酒さ(赤ら顔)の診断は、顔面の持続的な赤みとほてりやヒリヒリ感などの皮膚症状によって行います。治療には、生活習慣の改善、外用薬や内服薬があります。また、ノーリス(IPL)による治療も効果的です。
酒さ(赤ら顔)の治療
悪化因子の除去
◎内服薬
■ビブラマイシン
ミノマイシン 炎症を起こす好中球の働きを抑え、毛細血管の拡張や赤いぶつぶつに効果的です。
■漢方薬
女性でお顔のほてりが強い場合などに、体質改善目的で内服していただきます。
■ロゼックスゲル
ロゼックスゲルはアクネ菌や毛包虫などの酒さの原因菌を殺菌して、効果を発揮します。また、酒さ病変部での活性酸素増加を抑制して、皮膚の炎症を改善します。
保険適用の酒さ(赤ら顔)治療
過度な日焼けは症状を悪化させる恐れがありますので、日焼け止めを使用して皮膚を守ります。
自費診療の酒さ(赤ら顔)治療
■ノーリス(IPL)
ノーリスは次世代型の光治療マシン(IPL)であり、血管治療のV-Beamと比較してもそん色のない治療結果を示します。顔の赤みや酒さ、毛細血管拡張などの皮膚の赤みに反応し、肌質改善も同時に行える最新鋭の医療機器になりますので、ぜひ一度ご検討下さい。