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シミ
シミとは
シミはメラニン色素による茶色の病変ですが、原因によって様々な疾患(肝斑、老人性色素斑、脂漏性角化症、雀卵斑(そばかす)、後天性真皮メラノ―サイトーシス)に分類されます。また、やけどや外傷、ニキビの後に残る炎症後色素沈着もあり、どのタイプのシミなのかを診断することが非常に重要です。
肝斑
肝斑の症状
淡い褐色の斑点が、顔面の両頬や額に左右対称性に生じるタイプのシミです。女性に多く、ホルモンバランスの異常により生じるとされています。また、妊娠・出産を契機に出現することもあります。
肝斑の悪化因子
日々ストレスや女性ホルモンの異常が挙げられます。また、紫外線を浴びたり、洗顔や化粧品落としの際の皮膚を擦りすぎることも、悪化要因とされています。
肝斑の治療方法
スキンケア
外出時は必ず日焼け止めクリームを塗ってください。また、洗顔や化粧品落としの際には、できるだけ優しくお顔の皮膚を扱ってください。
外用薬
・ハイドロキノンクリーム(5%)
当院ではハイドロキノンクリームを扱っており、色素を作るメラノサイトの働きを抑えて肝斑の色素を薄くしていきます。
・トレチノインクリーム(0.05%)
ビタミンAの誘導体のクリームです。皮膚のターンオーバーを促進して、シミやシワなどアンチエイジング全般に効果があります。
内服薬
・シナール、トランサミン
シナールは抗酸化作用、トランサミンは抗プラスミン作用により、肝斑部位でのメラニン色素産生を抑制します。
ピコトーニング(ピコシュアレーザー)
低出力のレーザーをシャワーのように持続的に照射し、表皮のターンオーバーを促進させてメラニン色素を消失させる照射モードです。今までレーザーが向いていないとされていた肝斑にも照射が可能で、肌へのダメージは最小限に抑えられます。詳しくはピコトーニングのページをご覧ください。
老人性色素斑・脂漏性角化症
老人性色素斑・脂漏性角化症とは
老人性色素斑とは、顔面や頚部、手の甲などの日が当たる部分に生じる茶色のシミです。ほとんどの中年以降の男女に出現し、様々な大きさの褐色の斑点が出現します。また、褐色斑の一部では盛り上がりが見られ、脂漏性角化症に移行します。
老人性色素斑・脂漏性角化症の悪化因子
加齢と紫外線が悪化因子になりますので、日焼け止めの外用が非常に大事です。
老人性色素斑・脂漏性角化症の治療方法
ピコスポット(ピコシュアレーザー)
ピコスポットはしみの色素に対してピンポイントにピコ秒レーザーを照射し、メラニン色素を衝撃波により粉砕する照射モードです。しみを効率よく除去することが可能で、ダウンタイムも短くなります。詳しくはピコスポットのページをご覧ください。 液体窒素療法 褐色斑のうち盛り上がりがある部分についてはレーザーが効きにくく、液体窒素で皮膚表面にダメージを与えてかさぶたにして剥がす液体窒素療法が行われます。
雀卵斑(そばかす)
雀卵斑(そばかす)とは
5歳ごろから顔面や首、両腕などの日光が当たる部位に直径3mm程度の褐色の斑点が多発します。そばかすは思春期に特に色が濃くなり、その後は徐々に薄くなっていくことが多いです。
雀卵斑(そばかす)の悪化因子
紫外線が悪化因子になりますので、日焼け止めの外用が大事です。
雀卵斑(そばかす)の治療
ピコスポット、ノーリスのいずれもそばかすの治療に適応があります。範囲やご予算に合わせて治療を提案させて頂きますので、ぜひ一度ご相談下さい。
ピコスポット(ピコシュアレーザー)
ピコスポットはそばかすの色素に対してピンポイントにピコ秒レーザーを照射し、メラニン色素を衝撃波により粉砕する照射モードです。そばかすを効率よく除去することが可能で、ダウンタイムも短くなります。詳しくはピコスポットのページをご覧ください。
ノーリス(IPL)
ノーリスは次世代型の光治療マシン(IPL)であり、お肌のメラニン色素(茶色)に反応してそばかすを除去します。また、ウォーターフィルターにより従来のIPLよりもお肌の負担が軽くなります。詳しくはノーリスのページをご覧ください。
後天性真皮メラノサイトーシス
後天性真皮メラノサイトーシスとは
両頬や額にやや灰色を帯びた3mm程度までの褐色斑が多発し、次第に色が濃くなっていきます。日本人や中国人の思春期~中年女性に多いとされています。
後天性真皮メラノ―サイトーシスの治療
日光が悪化因子とされていますので、日焼け止めの外用が大事です。治療としてはピコスポットが適応になります。
ピコスポット(ピコシュアレーザー)
ピコスポットはそばかすの色素に対してピンポイントにピコ秒レーザーを照射し、メラニン色素を衝撃波により粉砕する照射モードです。そばかすを効率よく除去することが可能で、ダウンタイムも短くなります。詳しくはピコスポットのページをご覧ください。
炎症後色素沈着
炎症後色素沈着とは
炎症後色素沈着とは、やけどや外傷、ニキビ・ニキビ跡などの炎症の後に生じる茶色や赤色の色素沈着を指します。
炎症後色素沈着の治療方法
ハイドロキノンクリーム(5%)
当院ではハイドロキノンクリームを扱っており、メラニン色素を作るメラノサイトの働きを抑えて炎症後色素沈着部位の色素を薄くしていきます。
シナール、トランサミン
シナールは抗酸化作用、トランサミンは抗プラスミン作用により、炎症後色素沈着部位でのメラニン色素産生を抑制します。
ピコスポット・ピコトーニング
色素沈着の部位にピコ秒レーザーを照射し、お肌のメラニン色素(茶色)を反応させて除去します。茶色の色素沈着を効率よく除去することが可能で、ダウンタイムも短くなります。臨床経過や色素沈着の部位により照射モードを選択しますので、ぜひ一度ご相談下さい。
ノーリス(IPL)
ノーリスは次世代型の光治療マシン(IPL)であり、お肌のメラニン色素(茶色)に加えてヘモグロビンや毛細血管(赤色)にも反応します。特に赤みを伴うニキビ・ニキビ跡などの炎症後色素沈着に効果的ですので、ぜひ一度ご相談下さい。
しわ
しわとは
しわの分類にはいろいろありますが、大きく「表情じわ」「乾燥じわ」「たるみじわ」に分類されます。表情じわは表情を作る時に動く表情筋の動きにより出来るしわで、主に眉間や目尻、口周りなどにできやすいです。乾燥じわは肌表面の乾燥が原因で出来る細かなしわで、主に目回りや口周りにできやすいです。たるみじわは加齢と共に皮膚がたるんでしわのように見えてしまう状態で、ほうれい線やマリオネットラインを指します。
しわの治療
ケミカルピーリング
ケミカルピーリングとは、医療機関でしか取り扱いが出来ない精製度の高い酸を用いて、安全性が高く確実な方法でお肌の角質を除去する方法です。コラーゲンの合成促進や美白といった効果を有するため、お肌のシミ、くすみや小じわに効果的です。
ピコフラクショナル
ピコフラクショナルはレーザーによる衝撃波で表皮内に微小な空洞を作り、皮膚のターンオーバーを促してしわや肌質を改善する治療法です。皮膚表面を傷つけずに真皮のコラーゲンやエラスチンを活性化させることが可能で、肌の再生により小じわや肌質を改善します。
ダーマペン
ダーマペンは極細針の長さと速度を電動でコントロールし、皮膚に微細な穴を無数に開けることでお肌の再生を高め、コラーゲンやエラスチンなどの増生を促進します。ニキビ跡や小じわの治療に効果的で、肌質を改善します。
毛穴の目立ち
毛穴の目立ちとは
毛穴の開きや黒ずみ、角栓による詰まりなどが原因で、お顔の毛穴が目立つ状態です。皮脂の過剰分泌、肌のたるみ、加齢による皮膚の弾力の低下などが原因となります。
毛穴の目立ちの治療方法
ピコフラクショナル
ピコフラクショナルはレーザーによる衝撃波で表皮内に微小な空洞を作り、皮膚のターンオーバーを促してしわや肌質を改善する治療法です。皮膚表面を傷つけずに真皮のコラーゲンやエラスチンを活性化させることが可能で、肌の再生により毛穴の目立ちを改善します。
ダーマペン
ダーマペンは極細針の長さと速度を電動でコントロールし、皮膚に微細な穴を無数に開けることでお肌の再生を高め、コラーゲンやエラスチンなどの増生を促進します。ニキビ跡や小じわの治療に効果的で、肌質を改善します。